KNIFE JOURNAL / 01

包丁の構造と
選び方

形には、切るための理由がある。
用途の異なる日本の包丁

01 / ANATOMY

SINGLE & DOUBLE BEVEL

片刃と両刃。
切れ方を決める基本構造

両刃は刃の表裏をほぼ同じ角度で研ぎ、刃先が中心にあります。 まっすぐ切り進みやすく、左右どちらの手でも扱いやすい構造です。 片刃は片面に切刃と鎬、反対側に裏すきと裏押しを設け、 食材の離れと鋭い切れ込みを生みます。

DOUBLE BEVEL

両刃

三徳や牛刀をはじめ、多くの洋包丁に使われる構造。 扱いやすさと耐久性のバランスに優れ、日常の幅広い調理に向きます。

SINGLE BEVEL

片刃

出刃、柳刃、薄刃などの和包丁に見られる構造。 鋭角な刃先と裏すきにより、食材の組織をつぶしにくく、美しい断面をつくります。

BLADE GEOMETRY

刃先の違いを、
断面で見る

DOUBLE BEVEL

両刃

左右からほぼ同じ角度で研ぎ、刃先を中心に置く。

SINGLE BEVEL

片刃

片面に切刃、反対面に裏すきを設け、鋭く切り込む。

02 / TYPES

料理に合わせて、
形を選ぶ

三徳、牛刀、ペティなど用途の異なる包丁
用途によって異なる刃の長さ、幅、重心
01
SANTOKU

三徳包丁

肉・魚・野菜を一本で扱える、日本の家庭で最も一般的な万能包丁。

02
CHEF KNIFE

牛刀

切っ先が上がり、引き切りや大きな食材を扱いやすい洋包丁。

03
PETTY

ペティナイフ

果物の皮むき、野菜の飾り切り、肉の筋取りなど細かな仕事に。

04
DEBA

出刃包丁

厚く重い刃で、魚の頭や骨、ひれを処理し、三枚おろしに使う。

05
YANAGIBA

柳刃包丁

長い刃を一方向へ引き、刺身の断面を美しく仕上げる片刃包丁。

06
USUBA

薄刃包丁

薄い片刃で野菜を切り、桂むきなど繊細な仕事に適する。

07
SLICER

筋引包丁

細長い刃で肉の筋を除き、ローストやブロック肉を薄く切り分ける。

08
BREAD KNIFE

パンナイフ

波刃が硬い皮を捉え、やわらかなパンをつぶさずに切る。

HOW TO CHOOSE

最初の一本なら、
三徳か牛刀から

家庭で肉・魚・野菜を幅広く扱うなら三徳。大きな食材や引き切りを重視するなら牛刀。 そこへ、細かな作業用のペティや、魚を扱う出刃・柳刃を足すと、調理の精度が上がります。

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